【その58】それでもやめられないセックス
宮崎葵です。
せっかく授かった命を闇に葬ってしまった罪悪感は、しばらく消えることはありませんでした。
さらに、D君やE君のように心から愛した人ではなく、遊び半分の相手だったことが、更にショックを大きくしていました。
先生から一ヶ月はセックス禁止と言われていましたが、この一ヶ月は心身共にボロボロの一ヶ月で、とてもセックスできる状態ではありませんでした。
そんな私を励ましてくれたのはF君でした。
会社を休んでいる間もずっと励ましてくれていて、セックスできない間も彼の部屋でずっと抱きしめてくれていました。
そして一ヶ月が経ち、彼とセックスしました。
ちゃんとコンドーム着けてくれました。
コンドームを介しても彼のおちんちんはとても暖かく、優しさが伝わってきました。
セックスしている間は悲しい事も忘れることができました。やっぱりセックスしてよかったです。
そして彼の優しさに惹かれて、正式に付き合う事になりました。
初めての年下の彼氏。初めての社内恋愛です。
と言っても、まだ彼の事をちゃんと好きになっていないです。
心身共にまだ引きずっていて恋愛する気になれませんでした。
でも彼はそれでもよくて、このまま好きにならなければ別れてもいいと言っていました。
私が初めての彼女なのに、変にクールな考えです。
正直今の私は恋愛よりセックスを楽しみたいです。
恋愛の怖さを痛いほど経験しました。
望まない妊娠より、E君と別れることになったことの方がショックは大きかったです。
でもその怖さを忘れさせてくれるのもセックスです。
そのために、この機会に一人暮らしを始めました。
親には反対されましたけど、一人になって自分の人生見つめ直したくなりました。
もちろんこれで自由にセックスできます。
D君にもE君にも叶わなかった私の部屋でのセックス。
初めての私の部屋でのセックスはとても新鮮で、いつになく興奮した感じになりました。
F君とはいつまでこの関係が続くのか、私がF君を愛する時が来るのか分かりませんが、今は純粋にF君とのセックスを楽しみたいです。