【その23】SNSで知り合った彼女は○○でした
宮崎葵です
27歳で初体験を経験した私が性についてこれまでの葛藤と、これからどのように性と向き合っていくのか赤裸々にこのブログで打ち明けます。
23回目の今回はSNSで知り合った彼女は○○でしたです。
【その22】で報告しましたが、私は27年間守ってきた処女を卒業しました。
その時の一部始終を、なるべくリアルにこのブログで綴ります。
おそらく長くなると思いますが、じっくり読んでいただければと思います。
事の発端は、SNSがきっかけで一人の女性Y子と親密になり、その後LINEでやりとりするようになったことです。
1ヶ月くらい経ったある日、通話で話をしていると、ジェンダーについてどう思うか聞いてきました。
私はレズビアンのZ子と知り合いなので、特に気にしないことを伝えました。
どうしてそんなこと聞くのかと聞いたのですが、その時はなんとなくはぐらかされましたが、その時点でまさかとは思っていました。
そしてまたしばらく経って、改めてY子にどうしてジェンダーのこと聞いてきたのか尋ねました。
すると一度会って話したがしたいということになりました。
SNSで仲良くなったのも、自宅が近くということもあったので、今度の週末に一緒にランチする約束をしました。
写真でもY子の顔は見ていましたが、実際に会うと本当にきれいな子で、スタイルも良くA子ともいい勝負になるくらいの感じでした。
最初はとりあえず他愛のない話で盛り上がりましたが、Y子は改まった感じで聞いてきました。
「私の体ってどう?」
すごく漠然とした問いかけでしたが、
「スタイルもいいし、すごくかわいいし、羨ましいくらいだよ」
と答えましたが、Y子はホッとした表情で
「よかった...」
と返してきました。
「どういうことなの?」
私はY子に核心を問いかけました。
「私って実はニューハーフなの...」
「嘘だ??」
私の否定の返しは心底本音でした。
「てことは、Y子は男の子なの?」
周りの目もあったので、声のトーンを落として聞きました。
Y子は首を縦に振りました。
「全然わからなかったよ。声も女の子の声だし、見た目もしぐさも完全に女の子だもん」
「ありがとう」
Y子は優しい笑顔でした。
それでもまだ信じられない私は、もっと聞きたいことがあったけど、やはり周りの目が気になるため、一旦お店を出ることにしました。
この後はどうしようかいろいろ悩みましたが、結局一人暮らしをしているY子の部屋にお邪魔することになりました。
Z子の時と似た展開になってきたため少し不安になってきましたが、それよりもY子のことが気になる方が上回りました。
電車で30分ほどの所にあるY子が一人で住んでいるマンションに着きましたが、そこは明らかに高級そうなタワーマンションでした。
「本当にここに住んでるの?」
「うん」
誘われるまま自宅があるという25階の部屋に案内されました。
そこはよくドラマに出てくるような広い部屋に大きな窓で、街が一望できるとても素敵な部屋でした。
「冷たいもの持ってくるから」とリビングに案内されて待っていると、持ってきたのはビールでした。
「こんな時間から飲むの??」
まだ3時過ぎでした。
「ダメならお茶にでもする?」
「ううん、いいよ」
あまりお酒が強くないし、ましてこんな昼間から飲んだこともあまりないけど、Y子が一緒に飲みたいと誘ってくれたので、飲むことにしました。
お酒が入ったこともあり、私とY子はお互いのことを話しあいました。
Y子は、物心ついた時から自分は女の子だと思ってずっと生きてきたけど、思春期辺りから男の子の体の自分にすごいコンプレックスを持つようになったそうです。
初恋はもちろん男の子だし、女の子を好きになった事もないそうです。
そして高校を卒業したら女の子として生きていくことをご両親と話し合って決めたそうです。
そのため普通の会社には就職できないため、ニューハーフのお店に入って、ニューハーフ、その先の女性になるための手ほどきをそのお店で受けたそうです。
顔や声帯、そして体にもメスを入れて、外観はほぼ女の子になれたことで、コンプレックスもかなり和らいだそうです。
女の私が見ても、元々男の子だったとは思えないくらい、女性の体つきですから。
「もうおちんちんも取ったの?」
興味本位ではありましたが、どうしても聞いてみたかったので聞いてみましたが、そこはまだだそうです。
やはりおちんちんを取ることは大変ハードルが高く、お金もかかるけど、近い将来取るつもりらしいです。
一通りY子の話を聞いたら、今度は私の事も話しました。
まだ処女だということ、知り合いにレズビアンがいる事を話しました。
Y子は、私もレズビアンだと暫く疑っていましたが、決してそんなことはない事はハッキリ伝えました。
気付いたら7時を過ぎていて、空腹を感じ始めたら、
「何か作ってあげるね」
とキッチンで料理を始めたY子。手際も良く、手慣れた感じはとても高い女子力だと思いました。
女性の私よりも女性らしい。案外そんなものなのかもしれません。
Z子ともそうですが、私は自分の意識の低さを改めて実感してしまいました。
「簡単なものでごめんね」
と出てきたのはチャーハンと中華スープでした。
私が作るより全然美味しくてすぐ完食してしまったため、Y子はそんな私に苦笑いしていました。
【その24】Y子の立派な〇〇に続きます。